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★捜索協力のお願い★ 落水時の状況 その後の状況 玉ちゃんから一言 |
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4月23日20:11頃、高知県室戸岬沖から南南東およそ58km沖にて
ヨットで帆走中、乗員の一人 南波誠氏が落水いたしました。 落水地点は黒潮本流と紀伊水道からの反流のちょうど合流地点と思われ、 反流に乗って土佐湾内に流されている可能性があります。 一方、黒潮本流に乗って東へ向かった可能性も同じくらいあると考えています。 事故発生以来30日まで、保安庁、レース本部船、レース参加船、クルー及び ボランティアによる捜索を海、空、陸から行ってきましたが、残念ながら5月4日現在 まで何ら手がかりを得られていません。 つきましては漁業・海洋関係者のみなさま、一般のみなさまに、南波誠氏捜索に ご協力いただきますようお願い申し上げる次第です。 今後の捜索活動としては、海上と空からの海面捜索と、陸上からの沿岸捜索を つづけていく方針です。 ご協力をお願いする内容は、 @海上航行時における何らかの手がかり情報 A海上捜索のための船舶、機材、人員の提供 B沿岸捜索のための機材、人員の提供 C漁協関係者、市民への捜索協力のお願い などです。 とくに、スピードの出るモーターボートをお持ちの方で、高知方面の捜索に 加わっていただける方がいらっしゃればご連絡いただきたいと思います。 係留場所は確保しています。 ◎南波誠氏特徴
落水時、ヨットから長さ1.8mの救命竿(ライフポール、赤)とロープでつながった 救命ブイ(赤)とシーアンカーを投下しています。 ◎発見された方は最寄りの海上保安庁もしくは下記へご連絡下さい。 南波誠捜索室 電話&ファックス 08873−3−3852 石橋興産 携帯電話 030−26−23980(岡田) | |
落水日時4月23日(水曜日)20:11落水地点高知県室戸岬の南南東32マイル室戸沖(32 45 733 N、134 25 766 E)落水時の気象風向:50〜60度風速:30ノット以上 方位:90〜100度 波高:4〜5メーター 潮流:2〜3ノット(東流) 落水時の状況ポートタックで帆走中、予期せぬ波を左方向から受け、ヨットの傾斜が30度から 60度に急激に大きくなったため、舵を持っていた南波さんがラットの上を飛び越す ようにして風下側にとばされた。数秒間はパルピットをつかんでいたが、その後、流された。 落水時に、ライフポール(赤)とライフブイ(赤)を投下し、EPRBのスイッチを入れる。 救難無線(メイデイ)とGPSに落水地点マーキングを行う。 |
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落水発生直後に保安庁に報告。燃料の残存量とクルーの安全性、体力に注意しながら
落水地点を2時間ほどクルーで捜索したが、ヨットの燃料が残り少なくなり、
また4隻の巡視船が22:30に現場に到着したため最寄りの漁港へ向かう。
4月24日(木曜日)06:00 保安庁の指示により<エスケープ1>は室津漁港入港。保安庁、警察の事情聴取後、クルーによる独自の捜索開始。 漁船1隻(室津漁港から落水地点)、ヘリコプター1機(3:30〜6:30、 落水地点から串本沖=保安庁による黒潮漂流推測地点)、セスナ1機で捜索。 保安庁巡視船は黒潮本流の中を捜索。クルー及びボランティアで組織した捜索本部は 地元漁師に様子を聞いて捜索方針を決定。 その結果、落水地点が黒潮本流と紀伊水道の潮流とぶつかっているエッジと思われ、 その反流により土佐湾に流されている可能性があるため捜索は落水地点から土佐湾内に限定。 落水地点は室戸岬沖の潮流(文字化けの為判読できず)に近く潮流ブイのデータによると 落水地点付近は北西流が多く、落水当時も北西流が1.8ノットあった。 関係者、ボランティアによる南波誠捜索本部を設置。
4月25日(金曜日)関東までの太平洋沿岸の各マリーナに捜索協力の依頼、南波さんの落水時の服装など ファックスにて連絡。あわせて土佐湾漁協組合連合会にも同じ情報をファックスにて連絡。06:00〜夕方から漁船1隻で捜索。07:30〜14:00からヘリコプター1機で捜索。 海、空ともに落水地点から土佐湾にかけての潮目を探し、捜索場所はチャート記入。
4月26日(土曜日)06:00から漁船2隻、モーターボート1隻、午後から1隻追加して捜索。
4月27日(日曜日)06:00から漁船3隻、07:30からモーターボート2隻で捜索。同時に、25日に高知県漁協の各組合にファックスでお願いした捜索依頼の確認を再度 行うため、各漁協をまわって組合長に挨拶し、漁師さんたちに南波さんの落水時の服装 を伝えてまわる。
なお、保安庁による海上捜索は、4月26日午後6時をもって終了しましたが巡視船
<くま>が別の任務をかねて捜索を続けています。
4月28日(月曜日)保安庁の要請により、天候不良のため海上捜索を中止。陸上から沿岸いを捜索し、同時に各漁業組合をまわる。捜索内容は、チャートに記入。 |
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日本を代表するセイラー「南波 誠」さん。直接の面識はありませんが、あの穏和なお顔と人柄に親しみを覚えていました。
先のボートショーでもお見かけしたばかりで、今回の事故は残念でなりません。 スーパードライのCMに出られたり(聞くところによると下戸だとか)、ニッポン・チャレンジでは 見事にチームをまとめたり、「うみまる」のキャンペーンで日本一周したりと、本当に日本を代表する「プロ」セイラーでしたね。 ヨットを全く知らない会社の同僚でも彼の名前や顔を知っているほどですから、日本のヨット界での功績は素晴らしいと思います とはいえ、その忙しさの中(仕事として)レースに出るには相当の苦労と、体力的な負担が有ったに違い有りません。 漁師の皆さんと同様いつも危険と隣り合わせの仕事でありながら、それに「夢」というイメージを抱かせなければいけない 広告塔としての役割も必要だったでしょう。大変だったろうな。 「所詮、インショア・レーサーなんだよ」とか、「調子に乗って海をなめた」という声も 耳に入ってきますが、その言葉はそのままその発言者に返したい。 だけど、みんな解っている。なぜこの事故が起こったか、そしていつ自身の身に降りかかるかも分からないことを。 GW前半、伊豆大島波浮へ行ってきました。事故の直後とあってか入港してくるヨットはほとんど ライジャケにハーネスを装着していた。もちろんそれに値するくらい相当吹かれたのは確かだけど、 今までだったらここまでの装着率はなかったんじゃないかな。 今となっては生存の望みはまずないでしょう。が皆さん、彼の発見のニュースを聞くまで彼を 捜してください。そして見つかっても永遠に見つからなくても、彼の事を思い出し「ハーネス」 を身につけることを忘れないでください。 全てのヨット乗りに「やっぱりハーネスは必要」と再確認させた。そう言う意味で南波さんは 当たり前の、そして本当に大切なことを最後に教えてくれたと思います。 以下NiftyServe「ヨット会議室」に於ける玉ちゃん発言より抜粋。 「プロ」セイラーとして彼自身たぶん恥ずかしい思いをしているだろうなあ。 悔しいだろうなあ。 どうしてこんな事が起こってしまうんだろう。玉ちゃんも悔しい。 ---1997'Apl.24(THU)--- 玉ちゃん自身は「海で死ねたら本望」とか「山で死ねたら本望」なんて言葉は嘘だと思う。 やまびとが山で、海人が海で、「ミス」して死ぬと言うことは「恥」だと思う。 (中略) きっと悔しい思いをしたに違いない。本望なんて思う筈がない。 ---1997'Apl.25(FRI)---(注:落水時の情報が乏しい中での発言) |